スポット溶接では、見た目では接合できているように見えていても、実際検査をすると剥がれやすくなっている場合があります。主にその時の素材によって、付きやすかったり、逆に付きにくかったりします。あらかじめテストピースで確認しているのですが、同じ条件でテストしてみても新しい材料でやると結果が違ったりということもあり、100%同じ結果ということがないのが難しいところです。また、スポット溶接をしづらい形の製品には、時には電極の製造会社にお願いをして、電極の形状を変え、最良の結果が出せるような工夫をしています。また、製品の美しさにもこだわりを持ち、スポット跡が美しい正円であるか注意をし、美しさと強さが両立した仕事を常に心がけています。